神社の神様なのだ

俺はその出来事を気にしていたらしくその次か次の次の夏あたりに祖父が教えてくれたこの養鶏場がある辺りは昔の女が家だった土地で何かの神様を祀るやしろがあったらしい。
祖父の先代が土地を買い取った時にそのよしろう裏の山に移したそれ以来ごく稀に無性卵の中に奇妙なものが混ざり始めたそうだそれはどういうものなのか祖父は教えてくれなかったが神様なのだという俺はそれを聞いてやたら強くなって体が震えた今にして思うとそれは神様でそして殺すという文法が強かったのだと思う悪霊だから殺すと言われれば納得したかもしれないのに祖父の葬式の日出棺の最中に鋭い笛の音が響いた
なぜか心のつかえが取れたような気がした。
うちのじいさんは若いころ当時では珍しいバイク乗りだった金持ちだった両親からの何不自由ない援助のおかげで燃費の悪い輸入もののバイクを暇さえあれば乗り回していた