上肢の神経麻痺について3

“尺骨神経麻痺
   尺骨神経が支配する筋は、尺側手根屈筋、深指屈筋、小指外転筋、小指対立筋、小指屈筋、母指内転筋、短母指屈筋、第3、4虫様筋である。
   手関節部で損傷される低位型と肘関節部で損傷される高位型に分けられる。外傷性の尺骨神経損傷では刃物やガラスなどによる切創により屈筋腱の損傷や正中神経麻痺を伴うことが多い。低位型の尺骨神経麻痺では掌側骨幹筋、背側骨幹筋、環指、小指の虫様筋、母指内転筋の筋力低下が出現する。初期では小指を伸展させると、環指、小指のMP関節の過伸展とIP関節の伸展不全を伴う環指、小指の鷲手がみられる。さらに進行すると、その肢位での拘縮変形を生じ、正中神経麻痺を合併すると典型的な鷲手となる。高位型の場合には、さらに深指屈筋の一部および尺側手根屈筋も障害される。特に問題となるのは、握力の低下、ピンチ動作の障害、巧緻動作の障害である。
   尺骨神経におけるごまかし運動は、母指と示指で紙片などを挟んで引かせると母指のIP関節の屈曲がみられるフロマン徴候がある。これは母指の内転を長母指屈筋によって代償するためである。
上肢・手指に様々な神経症状がありますが症状のでる場所・箇所により支配神経に違いがあります。”
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